有料老人ホームの建設費用

目次

有料老人ホームの建設費用は、建設する地域や設備内容によって変動します。土地の取得、建設費など、建設業者に見積もりを依頼することが大切です。ここでは、有料老人ホームの建設費用について詳しく解説します。

有料老人ホームの平米価格

有料老人ホームの建設費用は見当たりませんでした。ただし、「福祉介護施設」という大きなくくりで見ると、建物の構造別で建設費用が異なることが分かります。

例えば、鉄筋コンクリート構造の場合、1平米あたり35.6万円、鉄骨造の場合は31.7万円、木造の場合は25.1万円となっています(※1)。

実際にあった例として、定員18名・居室20部屋・建物床面積約300坪で建てられた住宅型有料老人ホームの場合、総額費用が約3億3,000万円かかりました。1平米あたりの価格は約33万円になります(※2)。

福岡の場合、地価平均価格は1平米あたり平均16万6934円となっています。福岡市全体では62万7960円、市内の地価の低いエリアは西区で14万9413円です(2025年1月調査時点 ※3)。

コストを抑えるには、福岡のどのエリアで建設するか、建物の構造を何にするかを検討しましょう。

特に近年は、人手不足や資材の高騰などが重なって建設費用の上昇傾向が続いています。地域による賃金水準の差もありますが、全国的に建設費用は高騰しているため、有料老人ホームを建設する際は資金に余裕を持たせておきましょう。

(※1)参照元:アーキブック公式HP(https://archi-book.com/news/detail/116
(※2)参照元:みんなの介護(https://www.minnanokaigo.com/ad-navi/establish-cost/
(※3)参照元:土地DATA(https://tochidai.info/fukuoka/

有料老人ホームの定員一人当たり延べ床面積

有料老人ホームの延床面積に関するデータは見つかりませんでした。仮に特別養護老人ホームと同水準とした場合、定員1人あたりの平均延床面積は46.8平米(2023年度)となります(※4)。

延床面積は有料老人ホームの居住性・快適性を左右する一方、建設費用にも少なからず影響します。費用と居住性・快適性のバランスを取りながら決めることが大切です。

(※4)参照元:独立行政法人 福祉医療機構「2023年度 福祉・医療施設の建設費について」【PDF】(https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/240628_No001.pdf

有料老人ホームの定員一人当たりの建設費

有料老人ホームの定員1人あたりに換算した建設費用のデータは見つかりませんでした。

例に挙げた1平米33万円、延床面積46.8平米をもとに考えると、定員1人あたりの建設費用は約1,544万円となります

定員が20人の有料老人ホームなら、およそ3.1億円の建設費用が必要です。

実際に建設する際は、設備費用や追加工事に備えた費用なども確保しなくてはいけません。建設業者からの見積もりも参考にしながら、多めに資金を確保しておきましょう。

まとめ

有料老人ホームの建設費用目安は、建物の構造によって異なります。どの構造の施設を建てるか検討しつつ、近年の人件費・建設資材費の高騰も考慮しましょう。建設費用は年々上昇傾向が続いていますので、できるだけ資金に余裕を持たせることが大切です

費用を抑えたい場合、複数の建設業者から見積もりを取って費用を比較してみましょう。また、施設の規模や設備のグレード、延床面積なども考慮する必要があります。資金と相談しながら、損益分岐点をしっかり見極めましょう

有料老人ホームのほかにも福祉施設には、特別養護老人ホームやメディケア施設、サ高住などさまざまな施設があります。 建てたい施設を明確にし、施設に合う強みのある建設会社を選ぶことが福祉施設建設の成功において重要なポイントになってきます。

このサイトでは、それぞれの施設に合ったおすすめ建設会社を紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。

【施設別】で選ぶ
福祉施設建設会社を見る

福岡で福祉施設を
建設したい
事業者向け
おすすめ建設会社
3選

福祉施設の建設を考える理由はさまざま。
ここでは、福岡で福祉施設の建設実績を持つ企業の中から、施設別におすすめ建設企業をご紹介しています。

特別養護老人ホーム
建てたいなら
共栄建設
共栄建設公式HP
画像引用元:共栄建設公式HP
https://www.kyouei-kensetsu.co.jp/
おすすめの理由

工期短縮によるコストカットが叶う共栄建設の木造建築。規格例では約119万円/坪※1から施工が可能。2023年福祉施設建設費の全国平均※2と比較すると、坪6万も安い計算となる。

開業後の運営費用が大きく初期費用を抑えたい特別養護老人ホームを適切なコストバランスで建築が可能。

メディケア施設
建てたいなら
スエナガ
スエナガ公式HP
画像引用元:スエナガ公式HP
https://sda-suenaga.co.jp/
おすすめの理由

自社でも福祉施設を運営しており、開業後の広報や利用者とのトラブルといった実践的な課題に対する運営サポートも可能なスエナガ。

メディケア施設の事例を持ち、円滑な施設運営のために専門的な知識が求められる施設でもサポートが可能。

サ高住
建てたいなら
未来図建設
未来図建設公式HP
画像引用元:未来図建設公式HP
https://www.miraizu.co.jp/
おすすめの理由

高級ホテルのようなサ高住の建設実績持ち、素材にこだわったロビーや、四季を感じられる庭園などを取り入れた設計・施工が可能

福祉施設としての機能に加え、利用者の上質な生活の実現が重要になるサ高住の建設のサポートができる。

(※1)参照元:共栄建設公式サイト(https://xzh5fewc.lp-essence.com/
(※2)参照元:独立行政法人 福祉医療機構「2023年度 福祉・医療施設の建設費について」【PDF】2023年度広域型特養の平米単価より算出
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/240628_No001.pdf
【施設別】
おすすめ
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