サービス付き高齢者向け住宅の建設費用
サービス付き高齢者向け住宅は少子高齢化によって需要が高まっている一方、介護福祉施設の中でも建設費用が高くなりやすい傾向があります。ここでは、サービス付き高齢者向け住宅の建設費用について解説します。
サービス付き高齢者向け住宅の平米価格
サービス付き高齢者向け住宅の建設費用の目安は、1平米あたり70〜80万円程度です(2024年12月11日調査時点 ※1)。一般的な有料老人ホームと比べ、建設費用は高額になる傾向があります。
要介護度の低い高齢者向けにバリアフリーの対応が求められるほか、賃貸集合住宅の形態をとっているので、バス・トイレ、キッチンの有無など、居室にさまざまな設備の設置が必要です。また、近年は資材や人件費も高騰しているため、建設費用が高額になっています。
サービス付き高齢者向け住宅の定員一人当たり延べ床面積
サービス付き高齢者向け住宅の延床面積に関するデータは見つかりませんでしたが、最低でも定員1人あたり25平米の床面積を確保する必要があります(※2)。床面積は「高齢者住まい法」で定められているため、この基準を満たさなくてはいけません。
床面積を縮小すると建設費は抑えられますが、入所者の快適性・居住性は低下しますので、予算と相談して決めることが大切です。
サービス付き高齢者向け住宅の定員一人当たりの建設費
サービス付き高齢者向け住宅の建設費の目安は、見つかりませんでした。
基準の25平米は、サービス付き高齢者向け住宅に求められる最低限の床面積です。施設のコンセプトやグレードによっては、床面積25平米以上の確保が求められます。福岡県のどのエリアで建設するかによって、土地購入にかかるコストは変動しますので、土地+設備にかけるコストを踏まえて建設費を考えましょう。
サービス付き高齢者向け住宅の建設には、補助金が設けられています。国の「サービス付き高齢者向け住宅整備事業事務局」を窓口に、新築の場合は70~135万円/戸を限度額として1/10を補助してくれます。改修の場合、195万円/戸を上限に、1/3を補助してくれる制度です(2024年11月調査時点)(※3)。
補助金を活用し事業開始するには、各都道府県に申請を行う必要があります。福岡県の場合、県への申請がメインですが、福岡市・北九州市・久留米市は各市での申請となります。
まとめ
サービス付き高齢者向け住宅は建設費用が少々高く、1平米あたり70〜80万円前後となっています。定員1人あたりの建設費用が高いため、一般的な介護福祉施設よりも資金面の余力が求められます。
もし費用負担を抑えたい場合、国や自治体の補助金を活用するのも手です。条件を満たせば費用の一部を補助してもらえるため、建設費用を抑えられる可能性があります。
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