福祉施設の土地探し
福祉施設を建設するにあたって、しっかり時間をかけて行いたいのが土地探しです。福祉施設は土地によって向き不向きが大きく分かれるため、慎重に土地候補を選ぶ必要があります。立地や周辺環境はもちろん、広さもしっかり確認しておきましょう。
ここでは、福祉施設の土地探しのポイントをご紹介します。
適した土地と適さない土地の特徴
福祉施設に適した土地
福祉施設に適しているのは、以下の条件に当てはまる土地です。
- 十分な広さを確保できる
- 交通の利便性がよい(駅・バス停から近いなど)
- 賃貸物件の需要が少ない
福祉施設は事業の内容によって建築基準法で広さが定められていることもあり、基準を満たす土地の広さが求められ数百坪程度の広さを確保する必要があります。ただ、市街地に建設する場合や、グループホームなど小規模な施設は、そこまで広い土地は必要ありません。
駅やバス停から近く、賃貸需要の少ない土地が福祉施設向きです。交通利便性がよいと施設へのアクセス性が高まり、入所者や家族らが利用しやすくなります。また、賃貸需要が少ない土地は用途が限られるため、福祉施設での土地活用が可能です。
福祉施設に適さない土地
一方、狭い土地や交通利便性の悪い土地は福祉施設に向いていません。土地が狭いと建てられる施設の種類・規模が制限されるため、選択肢が少なくなります。また、交通利便性は施設の利用に影響します。入居だけではなくショートステイや通所の利用もありますので、駅・バス停から遠いと入所者が利用しづらくなるほか、家族の足も遠のいてしまう可能性があります。
用途地域別の福祉施設の建築制限の解説
福祉施設用の土地を探す際は、用途地域もしっかりチェックしておきましょう。福祉施設はさまざまな用途地域に建てられますが、例外となるのが工業専用地域です。同地域は福祉センターや保育園などは建てられる一方、有料老人ホームなどの福祉施設は建築できません。
また、第一種低層住居専用地域も避けたほうがよいでしょう。第一種低層住居専用地域は主に低層住宅を建てるための地域で、建築条件や用途が厳しく制限されています。設計や建築プランも限られてしまうため、できるだけ避けることをおすすめします。
まとめ
福祉施設の土地探しは、施設運営の成否やプラン・コンセプトなど、さまざまな要素に影響を及ぼします。広さや交通利便性、周囲の賃貸需要などをリサーチしてから土地を選びましょう。
福岡で福祉施設を建てる際には、土地の用途地域の確認が大切です。判断が難しい場合、土地探しから建設まで実績のある企業へ相談しましょう。
土地探しに加えて、建てたい施設を明確にし、それぞれの施設に合う強みのある建設会社を選ぶことも福祉施設建設の成功において重要なポイントになってきます。
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