福岡市の福祉施設建設に関する法規制・認可取得
福岡市で福祉施設を建設する場合、「福岡市福祉のまちづくり条例」に基づいた手続きが求められます。このほか、施設のタイプ別の設置要件をクリアする必要があるため、しっかり確認しておきましょう。
ここでは、福岡市の福祉施設建設における法規制や手続き・認可をご紹介します。必要な手続きが分からなくなった時にお役立てください。
福岡市福祉のまちづくり条例の手続きについて
福岡市で福祉施設を建てる際は、福祉のまちづくり条例に基づいた手続きが必要です。同条例は、市民が安心・安全に暮らせる生活環境を整備することを目的としており、施設の構造・設備に関する基準を設けています。
福祉のまちづくり条例では、整備箇所に応じて整備基準を定めているほか、将来的な目標とするべき望ましい基準も提示されています。福祉施設は、各整備基準を満たした設計が求められるほか、工事へ入る前に事前協議や各施設に合わせた事前届出が必要です。
建設工事が完了した後は、完了の届出を行い基準に適合しているか検査が行われます。認可を受けるには、計画段階から福祉の視点を重視した設計・運用が求められます。
条例の対象となる施設や整備基準、手続き・届出の様式などは、福岡市福祉のまちづくり条例施行規則で定められています。詳しくは福岡市の公式HPでご確認ください。
福岡市における福祉施設タイプ別の設置基準
福岡市で福祉施設を建てる場合、福祉施設建設に関する規制や設置要件を満たす必要があります。規制・設置要件は施設のタイプによって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
特に気をつけておきたいのは、居室の定員と床面積、廊下の幅です。福祉施設のタイプによって定員や必要な床面積などが変わるため、間違えないように注意が必要です。
福岡市の福祉施設に求められる共通基準
福岡市に福祉施設を建てる時は、福岡市福祉まちづくり条例やバリアフリー法に沿った建物のバリアフリー化が求められます。エレベーターやスロープなどの設備だけではなく、耐火建築物(平屋は準耐火建築物)を基準に耐震・防災対策を施す必要があります。入所者の安全管理・保護に関する体制の整備も行いましょう。